2013年09月05日
船乗りの休暇。ただいま休暇中!
船乗りの一番楽しみにしていることはもちろん休暇!!
会社によっていろいろあるのだが、基本的な日程は三ヶ月乗船(乗りっぱなし)して一ヶ月の休暇である。
これだけは陸上の勤務からするととても有意義な休暇の使い方が出来る。
いろいろあるという中身としては、扱う船種で言うと概ねの分類は
1.毎日帰ることができる週休又は当番制(平水区域などの客船、港湾作業船、水先船など)
2.2日又は数日ごとに帰り1日又は2日ほどの連休制(定期航路のフェリーなど)
3.毎週帰ることができる週休制(工事・測量、曳・押船、調査船など)
4.一ヶ月乗船10日休み(一部の貨物内航船)
5.二ヶ月乗船20日休み(一部の貨物内航船、マーニングなど)
6.交代人員が都合つくまで乗船し、スケジュール次第の休暇(内・外航船にある)
7.不定期な休暇で、ドック、または荷役寄港、帰港時に休暇(近海・遠洋区域の作業・調査船、漁船など)
8.不定期だが休暇は一ヶ月から三ヶ月程度ある(外航船など)
全てがこれらに収まるわけではないので一概には言えないところである。
他に、乗船中であっても荷役の合間に一日から数日の休みがあったり、荒天のため避難港で航海を休む(上陸なし、錨泊がほとんど)こともある。
しかし、予定していた航海スケジュールが変わってしまうと、その分休暇がズレる。楽しみな休暇は残念なことに遅くなっても早まることはごく稀である(笑)
会社によっていろいろあるのだが、基本的な日程は三ヶ月乗船(乗りっぱなし)して一ヶ月の休暇である。
これだけは陸上の勤務からするととても有意義な休暇の使い方が出来る。
いろいろあるという中身としては、扱う船種で言うと概ねの分類は
1.毎日帰ることができる週休又は当番制(平水区域などの客船、港湾作業船、水先船など)
2.2日又は数日ごとに帰り1日又は2日ほどの連休制(定期航路のフェリーなど)
3.毎週帰ることができる週休制(工事・測量、曳・押船、調査船など)
4.一ヶ月乗船10日休み(一部の貨物内航船)
5.二ヶ月乗船20日休み(一部の貨物内航船、マーニングなど)
6.交代人員が都合つくまで乗船し、スケジュール次第の休暇(内・外航船にある)
7.不定期な休暇で、ドック、または荷役寄港、帰港時に休暇(近海・遠洋区域の作業・調査船、漁船など)
8.不定期だが休暇は一ヶ月から三ヶ月程度ある(外航船など)
全てがこれらに収まるわけではないので一概には言えないところである。
他に、乗船中であっても荷役の合間に一日から数日の休みがあったり、荒天のため避難港で航海を休む(上陸なし、錨泊がほとんど)こともある。
しかし、予定していた航海スケジュールが変わってしまうと、その分休暇がズレる。楽しみな休暇は残念なことに遅くなっても早まることはごく稀である(笑)

2013年09月02日
船乗りの仕事。勤務時間
基本的な船上勤務時間。
先ず一日を12時間毎に二つに区切る。そしてその12時間を3つに分けて各時間を担当者が航海する。
00時から04時は2航士でゼロヨンワッチ。
04時から08時は1航士でヨンパーワッチ。
08時から00時は船長でパーゼロワッチ。
以降はその時間を各担当者が受け持つ訳で、4時間仕事して8時間休憩を一日に2クール。休憩時間に自分の生活に関すること、例えば食事、風呂、洗濯などをする。
あくまで基本なので船によっては変則ワッチがあったり効率良く時間を使わないと寝る時間が無かったりする。接・離岸のスタンバイは全員でするし、荷役の積卸しも各部署で担当があるとその時間は仕事をしなければならないからだ。
自分の担当ワッチ時間と荷役時間がタイミング良く重なるとラッキーだが、ちょうど休憩時を跨ぐことになる場合も多々ある。特に1航士は長い一日となることが多い。
そして連日してそういう日が続く船もある。いや、むしろそういう日しかない船もある。
先ず一日を12時間毎に二つに区切る。そしてその12時間を3つに分けて各時間を担当者が航海する。
00時から04時は2航士でゼロヨンワッチ。
04時から08時は1航士でヨンパーワッチ。
08時から00時は船長でパーゼロワッチ。
以降はその時間を各担当者が受け持つ訳で、4時間仕事して8時間休憩を一日に2クール。休憩時間に自分の生活に関すること、例えば食事、風呂、洗濯などをする。
あくまで基本なので船によっては変則ワッチがあったり効率良く時間を使わないと寝る時間が無かったりする。接・離岸のスタンバイは全員でするし、荷役の積卸しも各部署で担当があるとその時間は仕事をしなければならないからだ。
自分の担当ワッチ時間と荷役時間がタイミング良く重なるとラッキーだが、ちょうど休憩時を跨ぐことになる場合も多々ある。特に1航士は長い一日となることが多い。
そして連日してそういう日が続く船もある。いや、むしろそういう日しかない船もある。

2013年09月01日
まえがきみたいな自己遍歴みたいな。人生の折返しから
海での仕事は20代半ばからレジャー産業として数年、5t未満の警戒・調査作業船の船長として数年、20t未満の小型曳き船と大型の作業バージ船での甲板員として少し、救命筏の整備作業員として少しの経験を持つ。
陸上でも営業職や自営業、飲食業、ドライバーなど様々な仕事を経てきたが、やはり海で船に乗る仕事がしたい!とモヤモヤし始めたのが2010年、36歳の秋ごろだった。
翌年、東日本大震災が起き、被災地の復興事業に参加するなどしながら船員になるためにはどうすればいいのかを探っていた。
貨物船、船種、船員、航海士、履歴、部員、職員、総トン数などなど、少しづつ知識としても情報を集めて行く。どんな船に乗りたいか、資格はどういう分類か。
手っ取り早いのは素人でも受け入れて教育してくれるような海運会社に入れてもらうことだった。しかし法制度が変わり未経験では当直が取らせられなくなったため、求人は皆無。ましてこの時代、そんな余力のある会社も少ない。

社会人向けの航海資格養成所。
自分の状況を鑑みて仕事を何年もしないで学校に行くなんてことはできない。なるべく短期で学べる方法を探す。
船員が不足しているという話はチラホラ聞いていたので、社会人向けの都合の良い学校があるんじゃないかと。
あった!
尾道と芦屋でそういうプログラムが組まれていると辿り着く。尾道は就職支援も込みで芦屋は雇用船員向けという違いがあった。
もちろん自分は船員ではないので、尾道からのアプローチとなる。
日本海洋技術専門学校の新6級海技士(航海)短期取得講座という。
年齢は38歳でこの歳からの転換は厳しいと言われたりもしたが、なんだかんだで無事その講座を受けて修了し、現在は39歳となり甲板員として修行中の身である。
波乱万丈、自由すぎる、なんで今更など様々に言われながら好きなことをして生きていく。
こういう経緯を経てまだまだ目標に向かっていくバカなアラフォーが書くBlogです。
※この短期取得講座、今ではちょっとしたブームとも思えるほど応募者が殺到しているらしい。
陸上でも営業職や自営業、飲食業、ドライバーなど様々な仕事を経てきたが、やはり海で船に乗る仕事がしたい!とモヤモヤし始めたのが2010年、36歳の秋ごろだった。
翌年、東日本大震災が起き、被災地の復興事業に参加するなどしながら船員になるためにはどうすればいいのかを探っていた。
貨物船、船種、船員、航海士、履歴、部員、職員、総トン数などなど、少しづつ知識としても情報を集めて行く。どんな船に乗りたいか、資格はどういう分類か。
手っ取り早いのは素人でも受け入れて教育してくれるような海運会社に入れてもらうことだった。しかし法制度が変わり未経験では当直が取らせられなくなったため、求人は皆無。ましてこの時代、そんな余力のある会社も少ない。

社会人向けの航海資格養成所。
自分の状況を鑑みて仕事を何年もしないで学校に行くなんてことはできない。なるべく短期で学べる方法を探す。
船員が不足しているという話はチラホラ聞いていたので、社会人向けの都合の良い学校があるんじゃないかと。
あった!
尾道と芦屋でそういうプログラムが組まれていると辿り着く。尾道は就職支援も込みで芦屋は雇用船員向けという違いがあった。
もちろん自分は船員ではないので、尾道からのアプローチとなる。
日本海洋技術専門学校の新6級海技士(航海)短期取得講座という。
年齢は38歳でこの歳からの転換は厳しいと言われたりもしたが、なんだかんだで無事その講座を受けて修了し、現在は39歳となり甲板員として修行中の身である。
波乱万丈、自由すぎる、なんで今更など様々に言われながら好きなことをして生きていく。
こういう経緯を経てまだまだ目標に向かっていくバカなアラフォーが書くBlogです。
※この短期取得講座、今ではちょっとしたブームとも思えるほど応募者が殺到しているらしい。