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長らく更新を怠って、ご無沙汰しております。
色々と環境、及び身辺の変化もありながら、ぼちぼちとやっております。

さて、船乗りの仕事に就いて早3年が経過して更に半年。
丁度自分も海技士4級(航海)の受験資格となる「乗船履歴」も3年を重ね、口述試験の受験となりました。

4級(航海)学科は船乗りの仕事に就く前に新6級取得講座中に、これまでの人生で初めて正に字の如く「猛勉強」を経験し無事に合格していたものであり、今回は学科免除にて臨む次第であります。
もう、すっかり綺麗に忘れて結局また「猛勉強」とまではいかないまでも、記憶の断片を繋ぎ合わせる毎日を過ごしてございます。

しかし今回受験にあたり、非常に大事なことを学んだので、これから「学科合格」後に履歴を積んで数年後に口述受験のみを受けられる方にお伝えしておきたくペン(タブレット)を取りました。

結論から申しますと、学科試験に合格後であれば、免状申請時に受講することが義務付けられている「海技免状申請講習」は早目に受けておける!ということです。

申請講習の内訳は
レーダー観測者
レーダーARPAシミュレータ
救命
消火
航海英語(機関英語)
三級以上の海技士は上級英語講習(航海)(機関)
などがあり、先に持つ資格によって免除されたり短縮されるものもあります。

これについては、
①履歴を満たしてから学科講習及び口述講習をまとめて海技学校で受講した場合(申請講習が組み込まれている)
②各海技学校(水産高校、商船高専、海大など)を卒業し免状申請講習免除されている
以外のスタイルの方が対象の話です。

概ね乗船履歴が満たされる頃に運輸局の海事課などへ赴き、正確な残りの必要履歴期間(日数は雇入により記録されていたり船員手帳の履歴から計算してくれる)などを調べることができます。
その段階(実際はそれに見合う半年前くらいが理想)で、受講の日程も各開催施設で確認しておき、申し込みを済ませておくのがスムーズであると思います。
※2016年秋の時点で本年度から口述受験のみで講習費用の支援事業は無くなった模様。つまり実費となります。

受講すれば「受講証明書」が発行され、免状申請時に提出すれば晴れて免状が届くこととなるでしょう。
いざ取得直前になってから受講しようとすると、時期によっては定員オーバーとなりひと月ふた月待つ場合もあるので注意が必要です。
船乗りは免状がなきゃ商売になんねぇんだから!!

それではまた次回更新までさよなら〜


船乗りの資格。海技免状(受験前)


船乗りの仕事 コンテナ船 内航船 Full Ver.
http://t.co/RR3pGajY43

船乗りの仕事。第2弾-749型コンテナ船の一週間。荷役 船上生活 離着桟
http://t.co/yqvPkRfhy2



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Posted by 大阪の海人  at 21:35 │Comments(2)仕事

この記事へのコメント
お久しぶりです!

今回の記事は私にもタイムリーな記事でとても参考になります。
私のほうの進捗状況はまぁボチボチですね… とりあえず余裕をもって二月に絞って正解だったかなという感じです。

私も今後船に乗ることになれば4級まで頑張りたいなぁ、とは思ってますが仕事をするようになれば業務に追われてなかなか勉強も難しいでしょうね…^^;
もし、尾道に入学できればその時に頑張って4級の勉強しようかなと思っております。(実際に乗ってみないと分からない事もたくさんありますので…)

4級の試験日程は確か11日でしたね。
それじゃあ最後の追い込み頑張ってください!
Posted by 大阪五十路前船員希望 at 2016年11月04日 08:21
大阪五十路前船員希望さんこんばんは!
返信が遅れました。

今回の記事内容は、社会人から船員へ転向する場合(特に40代以降の年代の方)に陥ることが多くあると思い、書いてみた次第です。
船員志望して土産にせめて学科だけでも先に勉強して受けておこう、と考えるのは流れとして当然あり得るので、そんな方々がいざ口述!となった時に順番に段取っていくと打ち当たる壁になります(笑)
下手にタイミングを逃すと合格したにも関わらず、数ヶ月間講習開催待ちという断腸の思いをすることとなり得ます。
詳しくは開催または公的機関に直接確認されるのが一番確実ですので、ある程度履歴が付いたら連絡してみてくださいね!

それではまた、次回更新時にお会いしましょう(笑)
Posted by 大阪の海人大阪の海人 at 2016年11月07日 19:00
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