2015年02月20日
船乗りの仕事。一週間をぎゅーっと詰め込みました
container vessel working − weekly − short var
初の動画編集。作ってみた。
※ほぼ、素の映像でコッソリ撮ってたのだが、だんだんみんなノリノリな状態になった(笑)
http://t.co/XwjkL1vPdE
船乗りの仕事 コンテナ船 内航船 Full Ver.
完成しました。
http://t.co/RR3pGajY43
若い船員たちの活躍している様子をご覧ください。
初の動画編集。作ってみた。
※ほぼ、素の映像でコッソリ撮ってたのだが、だんだんみんなノリノリな状態になった(笑)
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船乗りの仕事 コンテナ船 内航船 Full Ver.
完成しました。
http://t.co/RR3pGajY43
若い船員たちの活躍している様子をご覧ください。
2015年02月14日
人生の航海。移りゆく季節とともに
時代の流れと共に自分もいい歳になっていくわけで。
陸上での仕事を長年にわたってやってきて船乗りになった自分ですが、最近時々感じることがある。
休暇になると、久しく会っていなかったサラリーマン時代の友人やお世話になった諸先輩方と会う機会を作る。
数年振りに再会すると皆んな環境や職場が変わっていたり、充実していたり草臥れていたり何よりも歳をとっている。
中には全く変わらないまま元気全開のオジさんもいるのだが。
そして時々聞こえてくる、関わった周りの人が病気で入院した話やまだ療養中の話。
あまり聞きたくないが、亡くなったという話。
そういう話を聞くたびに寂しく感じたり、残念な気持ちになる。
2月の自分の乗船前日に突然倒れ、亡くなった年配の船員も同様だ。
現場に居合わせた人によれば、
倒れる直前まで航海ワッチ中で、2人ワッチの相棒と会話を交わしていた。
突然静かになった直後にそのまま崩れて倒れた。
直ちに船長に緊急報告。
船長が着の身着のまま登橋、当直中の機関長と一機士にも連絡。
118緊急通報と同時にヘリ搬送要請。
電話による医療助言を受けながら懸命に人工蘇生術開始。
約一時間後、ヘリ到着。
AED装着しヘリ搬送。
しかし搬送先の病院でそのまま息を引き取られた。
自分の所属船では一番の年配者で、本当によく仕事をされる大先輩だった。
まだ船乗りになって日の浅い自分も色々とアドバイスをもらったり、その仕事ぶりを見て学んだ。
パチンコが大好きで若い船員達と繰り出して出かけ、また割と強かったようだ。
若い船員達と飲みにも出かけ、船内でも一緒に本当に楽しそうに仕事をされていた。
思えばいつもニコニコしておられたのが印象的で、部屋から漏れるテレビの音が今でも聞こえてきそうなのである。
まだまだ聞きたいことや教えてもらいこともたくさんだった。
何よりあまりに突然のことで残念でならない。
でもいつかはそんな日が来る。
周りの誰かもそうだが自分もである。
その時に悔いのないように精一杯生きよう。
やり尽くしておかないとな。
健康に気をつけないと。
病気もだが船上の仕事である限り怪我も気をつけなければ。
誰かに怪我をさせるわけにもいかない。
というようなことを時々考えるのだ。
若い時はそんなこと気にもしなかったが、現実に関わった周りの人たちから感じさせられる。
改めて
お悔み申し上げ御冥福をお祈りします。

陸上での仕事を長年にわたってやってきて船乗りになった自分ですが、最近時々感じることがある。
休暇になると、久しく会っていなかったサラリーマン時代の友人やお世話になった諸先輩方と会う機会を作る。
数年振りに再会すると皆んな環境や職場が変わっていたり、充実していたり草臥れていたり何よりも歳をとっている。
中には全く変わらないまま元気全開のオジさんもいるのだが。
そして時々聞こえてくる、関わった周りの人が病気で入院した話やまだ療養中の話。
あまり聞きたくないが、亡くなったという話。
そういう話を聞くたびに寂しく感じたり、残念な気持ちになる。
2月の自分の乗船前日に突然倒れ、亡くなった年配の船員も同様だ。
現場に居合わせた人によれば、
倒れる直前まで航海ワッチ中で、2人ワッチの相棒と会話を交わしていた。
突然静かになった直後にそのまま崩れて倒れた。
直ちに船長に緊急報告。
船長が着の身着のまま登橋、当直中の機関長と一機士にも連絡。
118緊急通報と同時にヘリ搬送要請。
電話による医療助言を受けながら懸命に人工蘇生術開始。
約一時間後、ヘリ到着。
AED装着しヘリ搬送。
しかし搬送先の病院でそのまま息を引き取られた。
自分の所属船では一番の年配者で、本当によく仕事をされる大先輩だった。
まだ船乗りになって日の浅い自分も色々とアドバイスをもらったり、その仕事ぶりを見て学んだ。
パチンコが大好きで若い船員達と繰り出して出かけ、また割と強かったようだ。
若い船員達と飲みにも出かけ、船内でも一緒に本当に楽しそうに仕事をされていた。
思えばいつもニコニコしておられたのが印象的で、部屋から漏れるテレビの音が今でも聞こえてきそうなのである。
まだまだ聞きたいことや教えてもらいこともたくさんだった。
何よりあまりに突然のことで残念でならない。
でもいつかはそんな日が来る。
周りの誰かもそうだが自分もである。
その時に悔いのないように精一杯生きよう。
やり尽くしておかないとな。
健康に気をつけないと。
病気もだが船上の仕事である限り怪我も気をつけなければ。
誰かに怪我をさせるわけにもいかない。
というようなことを時々考えるのだ。
若い時はそんなこと気にもしなかったが、現実に関わった周りの人たちから感じさせられる。
改めて
お悔み申し上げ御冥福をお祈りします。
2015年02月11日
船乗りの仕事。基本と新たなステージへ
今回の休暇は、自分の健康を顧りみてまた元気に乗船するという大義があった。
身体が資本という大前提は、船上で仕事をするためには最重要課題である。
加えてこの休暇中に、所属船内での重要な人事的変化があることが決まっていた。
そのため、乗船すればその分担を再構築して改めて安全に航海できるようにする必要があった。
人は慣れると気が抜けて、分かっていることなんかは手順を省略していくものである。
気が抜けついでに、ぼーっと結構重要なこともすっぽかしてしまう。
船上に於いては、そんな状態では咄嗟の事態に対応できなくなる。
係留ロープの状態
道具の状態
船体の状態
海図を見ること
航海計器の状態
他の船舶の動向と自船の状態
書類の整備
他にも上げればキリがないが、どれを取っても最低限の基本に基づいて確認が必要なことである。
休暇明けには特に、まだ仕事モードに体が切り替わりきらず動きも鈍る。
なので一つ一つを丁寧に確認しながらしっかりと全体を把握する必要がある。
自分は休暇明けに横浜で乗船予定だった。
船員手帳の健康診断の期限が次の乗船中に切れるため、健診を受けるためホテルを取って1日早く現地に向かう途中の新幹線の中。
気持ちを仕事モードに切り替えるためいろいろチェックする内容を考えていた。
そんな所に船長からの電話が鳴った。
船長「○○さんが亡くなった」
自分「え?!」
船長「今朝、ワッチ中に倒れて云々〜」
話を聞きながら暫く理解に時間がかかった。
船長「悪いけど今日健診終わったら乗ってくれ」
自分「は…はい、了解しました。急いで向かいます」
そこからはもう、とにかく急いで(と言ってもまだ新幹線の中。新幹線があんなに遅く感じたことは無い)健診を受けタクシーで港へ向かう。
ちょうど同時に会社から部長も船に到着。
ある程度の内容を聞き、しかしその日にも荷役があったので早速その準備に取り掛かる。
自分は現場にはいなかったので動揺はまだ少なく、その日の予定を確認して段取りを決めていく。
仕事はそんなことがあったからといって失敗を大目にみてはくれない。逆に言えばいつも通りに進め仕事を滞らせるわけにはいかない。
そんなこんなでその日は少しバタつきながらも、何とか熟しきることができた。
しかし時間が経つごとにいろいろとこみ上げてきて…
亡くなられた方には心からお悔みとともに、御冥福を御祈りします。