オオサカジン

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Posted by オオサカジン運営事務局  at 
船乗りを職として自分も1年が過ぎた。
実に内容の濃い、良いこともしんどいことも咄嗟の出来事も豊富な1年。

しかしこの船乗りという仕事。

真面目にやっても簡単になんでもできるようになるものでは無い。
ケースバイケースの処理がそれほど頻繁にないために、ひと航海毎に一度か二度ずつしか学べないからだ。
手元の作業の一つでロープワークがあるが、これだけは時間を作って自分で練習できる。が、それ以外は練習ができる緩い世界では無い。
やりながら手順を確認して確実に身体に覚えさせるのにしても、いつでも真剣勝負の本番である。
寛大に認めて、意味や要領良く熟す方法を近道で教えてくれた船長や上司には本当に感謝である。
中には黙って仕事を見せることで自分で学べというスタンスの人もあれば、ただ人を貶したり、自分の思い通りにすることだけに拘る人もあり、先ずは結局のところ人間同士の関係に終始対応に追われる日々もあった。
大の大人が乗り合わせる船の世界だが、仕事はチームワークが重要なファクターとなる。
そのチームワークがこなし切れるかどうかは、もちろん理解力も必要で、そのポジションでの臨機応変な対応は個々の力量も計られる。
ただ言われるオーダーを熟す立場から一段高く、言われる前にそこへ辿り着く。
そうできなければ、大袈裟ではなく、大事に至ることもある。
表面上の見える仕事から、意味のある仕事にするためには、視野を広く眺め、自分で分析して先に気づくことが肝要だ。
効率、時間、設備、トラブル、人。
優先順位と何よりも、船の運行。

しかし精度を高めるためにはまだまだ時間がかかりそうだ。





  

Posted by 大阪の海人  at 04:46Comments(0)仕事船上生活人生の航海
多分に漏れず、自分の会社にも新入社員が入ってきた。
ピカピカの社会人1年生の純粋培養となる船員が船に乗ってきたわけである。
学校を出てきて最初に乗る船であり、教育される諸先輩方。
緊張と不安を胸いっぱい抱えて大きな荷物と大きなガタイで乗り込んできた。
それぞれの船員とサロンで自己紹介を終え、船長からの一言。

メシは腹いっぱい食えよ!

実際にはその一言で終わったわけではないが(笑)
しかしインパクトのある、そして一番わかりやすく大事なことである。
とにかく初めは厳しい指導もあるだろうが、メシは必ず食べられる。

自分たちの乗る船には司厨長がおり、毎日3食の献立がちゃんと日替わりで出てくる。
全員同じメニューで11人。
米は一応食べ放題!!
でも自分のような40代以上の中年は食べ切れない量なのだ。(笑)
(食べようと思えば食べられるけど運動不足で慢性的に肥る!)
若い衆に半分おすそ分けなんかをしながら毎日美味しく頂いています。

今日の夕飯は何かなぁ?(笑)





  

Posted by 大阪の海人  at 22:07Comments(4)仕事船上生活人生の航海