オオサカジン

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Posted by オオサカジン運営事務局  at 
船の上では、縦割り社会である。
絶対的決定権は船長(キャプテン)なのは言わずもがなであるが、その範囲は広く責任も重い。

大きくは甲板部(デッキ)と機関部(エンジニア)で別れていてそれぞれの頂点に船・機長。
甲板部にはその下に
一航士(チーフオフィサーでチョッサーと呼ぶ)
次席一航士
二航士(セカンドオフィサー)
次席二航士
三航士(以下略)
次席三航士←ここまでが船舶職員
甲板長(ボースン)
甲板手
甲板員←ここまでは船舶部員
などのランクがある。

機関部にも同様にあるが
機関長(チーフエンジニアでチェンジャーと呼ぶ)
一機士(ファーストエンジニア)
二機士(以下略)
三機士
操機手など

内航船ではこの全てが乗り合わせているわけではないし、船によってはもっと細かくランクがある場合もある。
それぞれの立場で分をわきまえて分担していれば、船の運行は通常通りスムーズである。
総トン数749型の船舶までは上記のうち5人しかおらず、更に小さい船では3人で運行しているものもある。
そして人間が乗っている以上、立場を越えた考えや意見を出すこともあれば逆に意見を求めたり、相談することもある。
天候に左右されて変更になったり、故障のため人手が必要になったり当然の臨機応変な対応をしていく。

ここまではあくまで建前上のおキレイなお話。(笑)

中には自分の立場を守るため、コントロールできる上司を据える輩がいたり、その立場を利用して下に理不尽を押し付ける輩がいる。
良い人ばかりじゃないのである。
仕事がたいしたことないという人は見ているとわかる。
二度手間というか先を見てないというか、目先だけで仕事をつくる人。意味なく仕事をしているふりをする又は全くしない。
でもできる人だとちょっと厄介。皆がその人に振り回されることになったりする。

たった一人、変な職員がいると船内は大きく変わる。
そのことを本人だけは知らないのだ。
皆がその人の休暇を待っているのを(笑)

※ノンフィクションではあるが、すべてがそうではありません。良い人ばかりの船もありますよ!それに乗れるかは運です。




  

Posted by 大阪の海人  at 04:34Comments(2)仕事船上生活