オオサカジン

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船の中での仕事は、航海だけではない。
最も重要なのが荷役である。

運賃が発生してこそというのは当然ながら、その貨物が予定通りに積まれるか、異常や問題が無いかを監視する。

コンテナ船では揚げと積みが連続的に行われ、プランナーが組んだ順に荷役されて行く。
港のバースによってオペレーションの分担が本船サイドとサーベイヤーサイドとで区別され、各担当者はその内容通りに積まれたコンテナがセットされているかを確認するのである。

コンテナを積むガントリークレーンは、早い港で一本につき約1分半。内航船では1時間におよそ30〜35本を積み込む。(本気を出されると40本を超えることもある)

本船サイド船員は、貨物室(ホールド)内に積まれる場合、
セルガイドと言う枠が歪むなどの接触破損の有無、
コーンの取付が適正か、
リーファー(冷凍)コンテナの電源接続及び温度管理、
コンテナ積載物の漏れの有無、
コンテナ自体の大きな破損の有無、
などの監視をしている。

甲板(デッキ)上に積む場合は、
ハッチ(ホールド蓋)の開閉及び施錠ロック、
リーファーコンテナ関連作業
オートやマニュアルのツイストロック、
ラッシングなどを監視または実施する。

何かあった場合には直ちに各担当者同士で確認し合い、その場で処理しておかないと、本船が出航後に揚げ地で発覚すると非常に面倒な事になる。

時々、何かは起きる。
それは仕事の上でのことで、誰も故意にすることは無く、注意していても起きてしまうことがある。

しかし、その小さな事故で済む様に日頃から隈無く目を凝らし、いつも通り進めて行ける様にするのが、船乗りの荷役オペレーションである。

こんな名言があります。
https://mobile.twitter.com/vvatamochi/status/269976991577546754

うーむ。深い!(笑)


船乗りの仕事。コンテナ荷役オペレーション





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Posted by 大阪の海人  at 22:40 │Comments(0)仕事

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