2014年06月22日
船乗りの仕事。なめたらあかん。
船乗りになるためには、先ず資格取得が必須である。
航海術、法規、運用、機関、電気などがそれであるが、資格を取るための学習であって実務での内容には乏しい。
実際に一年生船員は、全居住区内の清掃から始まり、船によっては米や調味料などの食料管理、洗剤や食器など生活用具を含む在庫の管理、当直、作業全般に関わって非常に多忙になる。
早く要領をつかんで憶えてしまえば簡単なルーティーンであるが、変則的で不規則な環境で流動的に熟さねばならない。
これらによる効果は、きめ細かく気遣うことを培うという大義名分だ。
修行中の身であると言っても、全般に関わる中で、作業中の危険というとこれは即いのちに関わることが多い。
死なずとも重傷を負うと思って間違いない。
しかし気を張っていれば予測は可能なことばかりである。
主にデッキでの仕事で重要なところを少しだけ抽出すると以下がある。
入出港時、係船時に使用するロープ(ホーサー)は破断しそれが当たると人の身体は簡単に叩き潰され吹き飛ぶ。
延長線上は特に必要以上に近寄らないこと。マメにロープの擦れや傷を点検し見つけたら直ぐに手当てする。
追記:ホーサードラムを作動中停止中に関わらず、甲板上にコイルされているホーサーの中に足を入れない。繰り出しや巻き込み時、足に巻きつき引き込まれ死亡事故が発生している!
ウインドラス(油圧式、電動式巻き取り機)は何かの拍子に手足が巻き込まれたりした場合停止できなければ圧死することがある。
レバー操作は十分注意すること。クラッチの状態やブレーキを確実に確認する。
貨物、ロープ、道具などで手足を挟んで断裂することがある。
動くものの隙間などに安易に手足を入れないこと。船が揺れて、重みで傾いて、何かの拍子に動く場合がある。
他にも不慮の事態が起こり得ると常に予測ができれば、何が危険か、どこは危ないか、どんな時にどうすればいいかと気を配れるようになる。
そんなこと言ってたら仕事にならない。という先輩も中にはいるが、自分の身を守れるのは自分しかいない。
逆らってそれは危険だからできないというのではなくて、対策や措置を施して安全に作業、運航できるよう、常に気を張って仕事に励むしかない。
それが身についてくると、危険な行動をとる他人にも目が行くようになり、いつもと違う違和感を感じ取れるようになる。
ホンマ、なめたらあかん。しかしそのうち第六感まで感じられるようになるかも?
航海術、法規、運用、機関、電気などがそれであるが、資格を取るための学習であって実務での内容には乏しい。
実際に一年生船員は、全居住区内の清掃から始まり、船によっては米や調味料などの食料管理、洗剤や食器など生活用具を含む在庫の管理、当直、作業全般に関わって非常に多忙になる。
早く要領をつかんで憶えてしまえば簡単なルーティーンであるが、変則的で不規則な環境で流動的に熟さねばならない。
これらによる効果は、きめ細かく気遣うことを培うという大義名分だ。
修行中の身であると言っても、全般に関わる中で、作業中の危険というとこれは即いのちに関わることが多い。
死なずとも重傷を負うと思って間違いない。
しかし気を張っていれば予測は可能なことばかりである。
主にデッキでの仕事で重要なところを少しだけ抽出すると以下がある。
入出港時、係船時に使用するロープ(ホーサー)は破断しそれが当たると人の身体は簡単に叩き潰され吹き飛ぶ。
延長線上は特に必要以上に近寄らないこと。マメにロープの擦れや傷を点検し見つけたら直ぐに手当てする。
追記:ホーサードラムを作動中停止中に関わらず、甲板上にコイルされているホーサーの中に足を入れない。繰り出しや巻き込み時、足に巻きつき引き込まれ死亡事故が発生している!
ウインドラス(油圧式、電動式巻き取り機)は何かの拍子に手足が巻き込まれたりした場合停止できなければ圧死することがある。
レバー操作は十分注意すること。クラッチの状態やブレーキを確実に確認する。
貨物、ロープ、道具などで手足を挟んで断裂することがある。
動くものの隙間などに安易に手足を入れないこと。船が揺れて、重みで傾いて、何かの拍子に動く場合がある。
他にも不慮の事態が起こり得ると常に予測ができれば、何が危険か、どこは危ないか、どんな時にどうすればいいかと気を配れるようになる。
そんなこと言ってたら仕事にならない。という先輩も中にはいるが、自分の身を守れるのは自分しかいない。
逆らってそれは危険だからできないというのではなくて、対策や措置を施して安全に作業、運航できるよう、常に気を張って仕事に励むしかない。
それが身についてくると、危険な行動をとる他人にも目が行くようになり、いつもと違う違和感を感じ取れるようになる。
ホンマ、なめたらあかん。しかしそのうち第六感まで感じられるようになるかも?

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いつもブログを楽しく読ませていただいてます。
私は群馬県の高崎市でフリーターをしているのですが、このブログを読んでいるうちに、船に興味が湧いてきて、自分も乗ってみたいと思いました。
どうすれば船に乗れるでしょうか。よろしければ教えて下さい。
こんにちわ。
返事が遅くなりました。
フリーターをされているんですね。自分は過去同じような時期があり、将来を懸念しながら仕事をしていました。歳が40近くなると老後まで視野に入ってきて…(笑)
海運に関しての就職は運輸局の海事船員振興課というところで色々とアドバイスがもらえます。
関東は東京と横浜にありますよ。
資格取得が必須となり、最低当直員資格が必要だったりするので相談されることをお勧めします。
船員が不足して行く情勢ですので熟考してみられてください。
ご安航をお祈りしています。
こちら、現在石垣島に4日目。
もう真っ黒に日焼けして、存分に沖縄の夏を楽しんでいます。
6月の初旬に休暇にはいったので、既に1カ月を完全に過ぎています。
毎回、休暇が長いです(笑)
次は、タンカーに乗ることになっています。
タンカー……2年以上乗っていませんね。
かなり久しぶりです。
今年の10月に試験を受けようと考えていましたが
どうも休暇が合わないきがします。
来年の4月か7月に標準を合わせて、筆記試験を
受けようと今計画しています。
履歴は十分なので後は上級英語と筆記ですね。
まだ免状はもう少し先になりそうです。
休暇、楽しんでくださいね。
いつも、楽しみに拝見しています。
この度、船社から内定を頂きました。
尾道の学校の試験を受けることになりますが、どのような問題が出題されるのでしょうか?
難しかったでしょうか?
沖縄から離れて石垣ですか?良いですね〜。
しかしなぜか休暇中であっても海に関する場所へ出かけてしまいますね(笑)
自分も今回は横浜と和歌山、神戸に行って少し贅沢なひと時を過ごしました。
あと数日で現実。仕事と言う海に戻りますが、暑い日もまだまだこれから。怪我などしないようにお互い気をつけて行きましょう!
こんにちわ。船社のご就職おめでとうございます!資格取得のため尾道に行かれるとのことですが、入学試験は気になるところですね。
自分のときは基本的な一般常識レベルと面接でした。それほどビビるほどの問題は出なかったですよ!(笑)
このところ船員を目指す方が増えて来ているので倍率は高騰しているようですが…
船社から来られる方は優先される(乗船実習の兼ね合いなど)とは思いますので、よっぽど白紙なんかで出さない限りは大丈夫なのではないでしょうか。
何より頑張ってください!応援しております!!