2013年10月23日
台風避難。
台風により被災された地域、被災者さまには謹んでお見舞い申し上げます。
今年の台風は、日本列島を縦断して行くコースをとることが多く、陸上でも大変な被害が発生している。海上では接近の数日前から大きなうねりが遠く彼方から沿岸にやってくることとなる。
海上にいる船舶は適宜、気象庁や海上保安庁による警報発令、テレビニュースにより天候はもちろん風や波、潮の情報を集めている。
波が高くなると横揺れや縦揺れの動揺が起き、船体が波を叩く衝撃で積荷や船体自体が損害を受ける場合もあり、船長はその判断において責任重大である。
台風や爆弾低気圧など、広い範囲に渡って大時化となることが予め分かっている場合には湾内にアンカー(錨)を打って避難することがある。
先日の台風26号が接近した時には本船も東京湾内で避難していた。
こういう荒天避難のときは東京湾内にはビッシリと船舶がひしめき合っている。もう笑ってしまうほどである。
夜が更けたころ徐々に風が強く吹き、雨が横に降って来る。風速35m…船体を動揺し始め風が鳴り雨がバチバチと激しく叩きはじめた。
朝方、東京マーチスからVHFで呼出された。
マーチス「貴船走錨していますよ!」
本船「はい、現在エンジンで支えています」
マーチス「了解しました。気をつけてください!」
そこかしこで走錨しているらしくマーチスも何時もに増して早口だった(笑)
本船は既に暴風により数百m押されて走錨しており、エンジンを使って船体を風に立てる操船をしているところだった。
幸い、後方には船舶がいなかったのでまだ良かったが浅瀬を示すブイが近くなっていた。
この時はアンカーを2つ使って双錨泊としていたが、それでもやはり自然の猛威は凄まじく、打った場所から大きくズレて揚錨にかなり手こずった。
台風通過後、凪待ちのため借りバース(仮?誰か教えて)で一晩の泊まりとなり翌日の出航だったが、台風一過とはよく言ったもんで、嘘のような快晴でベタ凪の航海となった。

今年の台風は、日本列島を縦断して行くコースをとることが多く、陸上でも大変な被害が発生している。海上では接近の数日前から大きなうねりが遠く彼方から沿岸にやってくることとなる。
海上にいる船舶は適宜、気象庁や海上保安庁による警報発令、テレビニュースにより天候はもちろん風や波、潮の情報を集めている。
波が高くなると横揺れや縦揺れの動揺が起き、船体が波を叩く衝撃で積荷や船体自体が損害を受ける場合もあり、船長はその判断において責任重大である。
台風や爆弾低気圧など、広い範囲に渡って大時化となることが予め分かっている場合には湾内にアンカー(錨)を打って避難することがある。
先日の台風26号が接近した時には本船も東京湾内で避難していた。
こういう荒天避難のときは東京湾内にはビッシリと船舶がひしめき合っている。もう笑ってしまうほどである。
夜が更けたころ徐々に風が強く吹き、雨が横に降って来る。風速35m…船体を動揺し始め風が鳴り雨がバチバチと激しく叩きはじめた。
朝方、東京マーチスからVHFで呼出された。
マーチス「貴船走錨していますよ!」
本船「はい、現在エンジンで支えています」
マーチス「了解しました。気をつけてください!」
そこかしこで走錨しているらしくマーチスも何時もに増して早口だった(笑)
本船は既に暴風により数百m押されて走錨しており、エンジンを使って船体を風に立てる操船をしているところだった。
幸い、後方には船舶がいなかったのでまだ良かったが浅瀬を示すブイが近くなっていた。
この時はアンカーを2つ使って双錨泊としていたが、それでもやはり自然の猛威は凄まじく、打った場所から大きくズレて揚錨にかなり手こずった。
台風通過後、凪待ちのため借りバース(仮?誰か教えて)で一晩の泊まりとなり翌日の出航だったが、台風一過とはよく言ったもんで、嘘のような快晴でベタ凪の航海となった。

