船乗りの休暇。持病の仮病が…【閲覧注意】

大阪の海人

2015年01月12日 11:33

昨年の夏頃から、色々と環境が変わって緊張感のある船内生活だったのもあってか、それまでの快腸具合に不調が現れた。
※余り綺麗なお話じゃありません。ご容赦下さい。
便秘になったりっていうのは乗船して一週間くらいは時々あった。
食生活の偏り(司厨長の船内食が肉と油物ばっかり)も手伝ってか、少し控え目にしていたのだがが悪くなり時々格闘の末切れる事が(笑)※お食事前の方スミマセン

それが慢性的に続いてしまい、切れては治り切れては治りを繰り返すうちにもうアレです。すごい激痛です。冷や汗かアブラ汗かわからないものが噴き出して立ってられないことも。夏の間で水分が足りない状態も悪かったのかなぁ。
そんな状態になってしまったもんで病院にも通うようになり、遂に今回休暇を利用して入院。そして手術することになった。




幸いなことに、自分の船は定期コンテナ船。毎週の寄港予定がほぼ決まっている。
おまけに荷役が長時間。そのお陰で月に一回程度はかかりつけの病院で診療を受けることができる。入院もその病院にした。

集中して治療するためには休暇を利用するのが最善の方法であるが、ここでも船乗りの場合は休暇が長いことがメリットとなる。
ついでに言うと、療養証明書を発行してもらえば治療費は全額無償であるし、それ以外に休業補償という制度もあるようだ。
※詳しくは船員保険について職務外の病気・怪我を参照して下さい
いや、まだ入院中で最後に手術費用などの一部負担分の請求があるかもしれんが、そこのところは退院後に追記するつもりだ。

というような残念な休暇の使い方もご紹介がてら、自分の体験から書いてみた次第である。
何しろ入院中で退屈だったので今回はいろいろBlog機能を多用してみた。(笑)

P.S 色々とお気遣い頂いた船長、経験談でご教示下さいました機関長、業務を代わってくれたりフォロー頂いた同僚皆様、お見舞いに来てくれた僚船一等航海士の某氏に恐縮多謝であります。


ご報告。晴れて退院しました。
快調で時々違和感はあるものの順調に回復しているように感じます。
療養証明を利用しての入院、手術費用は総計35万余円でしたが、退院時の請求額は寝巻き代の1,620円のみでした。

あと一週間ほど経過を看て、退院後の再診を受けたら仕事に復帰します。

今週は船員手帳の健康診断を受けて乗船に備えます。
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