船乗りの仕事。イチカラヒャクマデ

大阪の海人

2014年07月31日 02:42

休暇が終わるころ、乗船の指示が電話で通知される。

乗船したら、その日から滞りなく運行に携わるわけで、仕事として集中して熟す必要がある。
休みボケしていると、それこそ危険や意思の疎通が図れずに運行に支障を来たす原因にもなりうる。

船に関して、一から百まで全てとまでは全く届きはしないが、分かる範囲、学んだことを応用し、常に次の仕事を考えておくことでスムーズに進捗させて行く。
ひと乗船ごとに経験値アップしているのは、ある程度自己分析できるが、自分の船についての全てを把握できるところまではまだまだ遠すぎる。

足りない部分は先輩方が補ってくれ、まだまだやな〜と自覚することが毎日あるが、いつか一人前の船乗りと認めてもらえる様に精進するのみである。

ある先輩の一言で
チョッサーっちゅうんは一から百まで全部わかってないとな〜
と。
船長の右腕である立場であれば当然そうなるんで、人も船も全てと言う意味になるんやろな〜。
しかし、あんまり先のこと考えると気が遠くなりそうなんで、目先の運行プラスちょっと先くらいを今はしっかりやるのが自分のできること。先輩の一言は心に留めてひとつひとつ進めていきたい今日この頃です。



関連記事