船乗りの仕事。習慣と瞬間

大阪の海人

2014年01月18日 15:12

船の上での仕事というのは、大きく分けて
航海に関すること。
積載貨物に関すること。
船のメンテナンスに関すること。
の三つ。

特に海岸線や水深、瀬の所在、他船の行き先や内容についての知識を蓄積していくことは海難防止に役立つ情報。
日頃の点検と整備を滞りなく実施していれば、急な故障をある程度未然に防ぐことができる。

「前と違う状態」は変化を発見して原因を調べるのが一連の流れだが、小さな気づきは日頃からどれだけ見ているか、唯それだけなのだ。

簡単なことに見えて、これは結構経験が必要。見渡した海上にある何かの発見から、歩いて通る瞬間で違和感を感じる感覚。

遠く離れた水平線から目の前にあるものまでを感じる習慣は、視力とは関係無いということも付け加えておきたい。

なんでそんなもん見つけられるんですか先輩!!(笑)



関連記事