船乗りの仕事。運転手します!

大阪の海人

2013年11月17日 10:19

海技士資格のうち航海を担当するのが航海士の仕事だ。エンジンや関連する機械を担当するのは機関士の仕事。
職位などもいろいろあるが、それはまた別の機会に紹介することとして、今回は自分の担当する航海士について。

航海当直の時間割りについては以前に少し書いたが、当直ってどんな仕事か。

簡単に言うと、船の運転手である。
積載した貨物をオペレーターの指定する港へ計画した航路で安全に航行すること。

船は港から出てしまえば広い海をどう走っても良いというわけではない。
国際法である海上衝突予防法、国内法である海上交通安全法、港則法などによって定められた航法によって航海するのであるが、細かいことは省いて…

一番の基本、船は右側通行!

これが陸上の車と違う。
そして、自船の右舷側(うげんがわ)から接近して来る他船は避ける。

それを見張り操船することが当直者の主な仕事。

目視と双眼鏡で船や障害物、漂流物を見つける。そしてレーダーで距離、方位、動きを解析(プロット)する。
夜間は特に見え難い場合がある。他船は単に水平線上に並んでいる様に見えるが実際は近いものと遠くにいるものがいる。

レーダーがなかった時代はもっと大変やったんやろなぁ。



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